カッター研修における熱中症予防対策

1 態度決定は天候・風速だけでなく、暑さ指数も考慮し、31以上となる場合は中止となります。なお、30以下でも気象条件によっては実施できない場合があります。

*暑さ指数の予測値も参考にします。

*熱中症が心配されるので、飲み物や帽子等の準備をお願いします。

 

2 乗船前に健康観察をお願いします。

 

3 各団体で帽子をかぶるよう指導してください。帽子を忘れた場合にはタオル等で日よけをするなどの対応をするようお願いします。

 

4 乗船する前に必ず水分補給をしてください。

 

5 飲み物をカッターに持ち込んでください。カッター漕艇中に休憩時間を設けますので、水分補給をお願いします。

*座席の下に網があります。ペットボトルや水筒を入れてください。

 

6 暑さ指数に応じて、休憩のタイミングや研修時間等の配慮をします。

*救助艇に乗る所長(副所長)は暑さ指数測定器を携帯し、常に暑さ指数を確認し、休憩のタイミング等の指示をします。

*救助艇には救急セット、AED、クーラーボックス(氷、経口補水液、ビニール袋)を乗せて、緊急時に対応します。

 

7 カッター漕艇中でも、引率の方は所員とともに研修生の様子を確認して、健康状態の確認をお願いします。もし、体調不良の人がいましたら、所員にすぐ伝えてください。

 

8 陸上で待機している研修生の体調が悪くなった場合、陸上にもクーラーボックス(氷、経口補水液、ビニール袋)を用意してありますのでお使いください。

なお、必要に応じ救急車の手配等の対応をお願いします。その際は、所員にも連絡してください。

 

《資料 運動に関する指針》

気温

(参考)

暑さ指数

(WBGT)

熱中症予防運動指針
35℃以上 31以上 運動は原則中止 特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合には中止すべき。
31~35℃ 28~31 厳重警戒
(激しい運動は中止)
熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。
暑さに弱い人※は運動を軽減または中止。
28~31℃ 25~28 警戒
(積極的に休憩)
熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
24~28℃ 21~25 注意
(積極的に水分補給)
熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
24℃未満 21未満 ほぼ安全
(適宜水分補給)
通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

※暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れてない人など